将棋の駒を打つ音は気持ちがいいのか?
プロ棋士が打つ将棋の駒は音が出て、格が高い感じを受けます。我々素人の遊び将棋ではそんなことはなかなかできません。音を出そうとすると力が入って、ほかの駒を飛ばしそうになります。音を出して駒を打つと気持ちが良さそうに見えますが、実際はどうなのでしょうか?
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私は将棋と囲碁の両方を嗜んでおりますが、将棋の駒は
音を出して力強く指すことが出来ません。
でも、囲碁はわりかと打ちやすいのでいつもパチンパチンと
打っています。
音を出して打つととても気持ちいいです。
特にそれが勝負手だったりすると相手への一種の牽制にも
なりますし、自信も持てます。
ただ、込み合ったところに打ち付けるのは難しいし他の石を
飛ばしてしまうので控えていますが。
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駒や将棋板の違いで音も変わりますが、丸山九段のように無音で指し、
名人になった棋士もいます。
個人の考えの違いにより音を出したり出さなかったりするようです。
また、病気がちな村山九段は、相手の駒音がするまでは隣の部屋で横になって休み、
駒音がすると起き上がり、自分が指すという棋士もいらっしゃったそうです。
ちなみに、私は音が好きなので、1手指す度に、駒を飛ばし、駒を直して楽しんでいます。
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いい駒、盤で出る音は、気持ちのいい音ですね。
私はそんないい棋具を持っていないので、プロ棋士の
方が羨ましくなります。
音の出し方は、練習すればできるようになります。
プロ棋士の手つきを真似てみるのがいいと思います。
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昔(将棋を本格的にやり始めた高校時代)は、手付きと駒音を立てたいが為に、暇があれば練習していました。慣れると誰でも出来ると思います。気持ち良いとかではなく、当時は格好良さに憧れていたという方が強かったですね。
いまでは駒音はあまり気にしません。駒音よりも手を指した事で盤上の駒が乱れない様に気を使っています。升目から駒がハミ出したり曲がっている方がよっぽど格好悪いので。
プロの中でも、加藤(一)九段の様に駒音高く打ち付ける先生も居れば、丸山九段の様に殆ど音をさせない先生もいらっしゃいます。
<追記ウンチク話>
tsune00さんへ。
名人駒と盤の事ですね。盤の詳細は不明ですが、駒について特徴的なのは、双玉(通常は王将と玉将であるところが玉将2枚)になっている事です。これは、名人(王様)を決める勝負に使用する事から、たとえ名人と挑戦者という立場の違いは有れど勝負が決するまで王様は不在、という考え方によるものだと聞いた事があります。ちなみに書体は『宗歩好み』と呼ばれるものです。
最近は名人戦でも検分で使用する盤駒を決めるので、用意はするのですが出番は少なくなっている様です。
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プロ棋士などが使用する駒と盤は、そもそも材質からして上質な木材を使っており、駒は御蔵島産の黄楊(つげ)、盤は榧(カヤ)の木で作られたものが最高級とされているそうです。音についても職人さんが駒や盤を作る時の重要な要素であり、職人さんは製作に入る前の段階で、実際に材料となる木の音を確かめるのだそうです。
・・・つまり、我々が遊び将棋で使用するような駒や盤とは、そもそもモノが違うということですね。
名人戦でしか使用されない駒と盤もあるそうですよ。
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