2012年3月12日月曜日

将棋のプロ棋士の対局の棋譜、これには著作権はあるのでしょうか。 もしあるのが本...

将棋のプロ棋士の対局の棋譜、これには著作権はあるのでしょうか。

もしあるのが本来とするなら、今までの定跡本やその他の自戦記(参考図として他の対局から引用されますが)はほとんど出版不可能になりますよね。

また、私は最近棋譜の大量データベースを有するサイトをよく訪れますが、多分日本将棋連盟とはかかわりない個人運営だと思いますので、これはいいんだろうか?と思ってしまいます。

もちろん悪意なく普及を志ている方とは思っていますが。

どうでしょうか?


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断言はできませんが、著作権の対象外だと思います。



単なる「情報」や「計算式等の解法」には権利がありませんので。



棋士の読んだ手が、将棋に勝つための「解法」であり、棋譜の内容そのものは、対局者の指し手を示す情報源と考えられます。



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日本将棋連盟では

「棋譜は創作性のある表現である」とし、許諾を得ない掲載・転載を禁ずる

としているので、棋譜には著作権があります

(万が一、いや、「億が一」それが八百長対局であっても、その棋譜には著作権があります)。

なので、ここでプロの対局の棋譜を書く(たまに見かけます)のも本当ならNGです。



しかし、定跡本や自戦記などで

「棋譜掲載に当たっては日本将棋連盟の承諾を得ております」

と但し書きがあるものを(自分は)見たことがありません。

恐らくは手続きは必要だが、複雑なものではなく(もしかしたら電話かメール一本でOK?)、

使用料もタダorタダ同然の金額なのかもしれません。



参考までに、

囲碁(日本棋院など)…将棋と同じように著作権を主張している。

チェス(FIDE=国際チェス連盟)…著作権を主張していない(「単なる事実の記述」としている)ので、

自由に棋譜を転載できる。日本チェス協会もこれに追随している。

ただし、「棋譜の分析や解説」についてはそれを書いた人の著作物としている。


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著作権もなにも、プロの対局は予め用意された棋譜を使った八百長です。

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